ゼニカルを飲んでいても食べ過ぎは体重増加を招く
ゼニカルは、脂肪の吸収を阻害することでダイエットを助ける薬です。
しかし、ゼニカルを服用していても痩せない場合が報告されています。痩せない原因としては、食べ過ぎが一番だと考えられます。
ゼニカルを飲んでいるからといって、消費量以上の栄養を摂取してしまえば痩せることはできません。
ゼニカルを服用していると、油の吸収が抑えられるという安心感から食事の量が多くなってしまいがちになってしまうことがあります。
ゼニカルは摂取した脂肪分を完全にカットすることはできませんので、カットできなかった分の脂肪分はカロリーとして蓄えられます。
食べ過ぎが続いて次々にカロリーを摂取していれば、消費が間に合わずに痩せるどころか太ってしまう可能性だってあります。
ダイエットを成功させるためには、ゼニカルの効果を過信せずに食べ過ぎないように気をつけなければいけません。あくまで、ゼニカルはダイエットの成功率を上げるためのアイテムであると意識しましょう。
ゼニカルは糖質の吸収をカットすることはできない
食事の量に気をつけていても痩せることができない場合には、糖質の摂取量が多くないか確認しましょう。
体にエネルギーとして蓄えられる栄養素は脂質と糖質です。ゼニカルは脂質の吸収を抑えますが、糖質には作用が及ばずカロリーとしてそのまま蓄積されることになります。
炭水化物を食べ過ぎると糖質の摂取量が多くなってしまいます。ご飯や小麦、イモ類などの炭水化物は体内に入ると消化されてブドウ糖として吸収されます。
炭水化物は脳や筋肉のエネルギー源となりますので、適量の摂取は必要ですが、沢山食べ過ぎてしまうとダイエットの妨げになります。
砂糖を多く使うスイーツや果物も食べ過ぎは厳禁です。糖質を摂りすぎてしまった場合には、体を意識的に動かすなどの対応が不可欠です。
痩せないと嘆いていてもゼニカルにできる範囲外のことについては解決できません。ゼニカルの作用をしっかりと理解しておけば、痩せないことへの具体的な対処が分かり、前向きにダイエットに取り込めます。
ゼニカルだけで痩せない場合には食事の見直しや運動を取り入れる
ゼニカルを飲み続けていても痩せる気配がない場合には、他のダイエット方法も取り入れて実践しましょう。
例えば、食事の栄養バランスを見直したり、積極的に体を動かしてカロリーの消費を促せば、ゼニカルの効果と合わさって効率的に体重を減らすことが可能です。
ゼニカルは、糖質には作用しないので、食事の内容を糖質の割合が少ないものに変えることで、余計なカロリーの蓄積を抑えられます。
炭水化物を少なくする代わりにタンパク質を多めに摂るようにすると、栄養不足を補うことができます。脂質はゼニカルによってカットされますので、意識的に減らす必要はありません。
ダイエットに効果的な運動は、ジョギングや水泳などの有酸素運動です。定期的に30分以上無理なく続けられるような運動が理想となります。
体を動かすと、筋力が増えることで消費カロリーが増加していきますので、だんだんと痩せやすい体が出来上がっていきます。
過度な食事の制限は体調を崩したり、免疫力を低下させるおそれがありますので注意が必要ですが、栄養バランスに気をつけていればダイエットを後押ししてくれます。
筋肉は使わないと衰える一方で、消費カロリーが減っていきますので、適度に動かしてカロリーの消費を促進することが大切です。