ゼニカルは1回120mgを1日3回まで服用可能
ゼニカルは、カプセル1つに有効成分オーリスタットが120mg含まれています。ゼニカルの用量は、服用1回につき有効成分として120mgですので、1回1カプセルを飲んでください。
定められている用量を超えてゼニカルを服用すると、副作用の発生リスクが高くなるため、1度に2つ以上飲んではいけません。
ゼニカルの服用回数は、1日3回までとなっています。基本的な飲み方としては、朝食・昼食・夕食に合わせて1日3回服用しますが、脂肪分の多い食事の際にだけ服用する飲み方でも大丈夫です。
1日1回や2回の服用であっても、1回あたりの用量が1カプセルであることには変わりありません。1日の服用回数と1回の用量の上限を守っていれば、安全にゼニカルを使用できます。
飲み忘れがあったとしても、まとめて2回分以上のゼニカルを服用してはいけません。また、カプセルを開けて中身を取り出して服用するのは、正確な成分量が分からなくなってしまうおそれがあります。
ゼニカルは食事中または食後1時間以内に服用する
ゼニカルの服用タイミングは、食中または食後の1時間以内となっています。飲む間隔は最低でも2時間はあけて、短時間に何度も飲まないのが正しい飲み方です。
食前に服用する飲み方は推奨されていませんが、食事の1時間前以内の服用であれば効き目が持続しており、脂質の吸収を阻害できる可能性があります。
ゼニカルを食時の直後に服用すると、食べたものが消化・吸収されるタイミングと合わさって効率よく効果が発揮されます。
食事から2~3時間経過していると、消化や吸収が進んで胃の中が空になっていますので、このタイミングでゼニカルを服用しても意味がありません。
食中や食後にゼニカルを服用することが難しい場合には、食前に飲むこともできます。
ただし、服用から1時間以上経ってしまうとゼニカルの働きはかなり弱まっていき、2時間後にはほとんど効果が得られないと考えられます。食前に服用する場合でもなるべく食事する時間に近いタイミングでゼニカルを飲んでください。
ゼニカルは、服用間隔を2時間以上あけていれば再度服用できます。食事の時間を2時間以上間隔があくようにすれば、朝食・昼食・夕食の際にゼニカルを服用して脂肪の吸収を抑制することが可能です。
服用間隔をあけていてもゼニカルの服用は1日3回までとなっていますので、1日に4回飲んだりはできません。
ゼニカルとサプリを併用してビタミン不足を解消
ゼニカルを服用することで脂肪の吸収が阻害されると、脂溶性ビタミンの吸収も妨げられてしまいます。そのため、食事の摂り方によってはビタミン不足になってしまう恐れがあります。
ビタミン不足を予防するためには、サプリメントでビタミンを補う方法が簡単かつ効果的です。
脂溶性ビタミンにはA、D、E、Kなどの種類があり、これらが不足すると肌荒れなどをおこしやすくなってしまいます。
ゼニカルを飲み始めてから肌のかさつきなどを感じるようでしたら、ビタミンが不足している可能性がありますので、マルチビタミンサプリを併用してビタミンを補給しましょう。
併用といっても、ゼニカルとビタミンサプリは一緒に飲まないでください。一緒に服用すると、食事に含まれている脂溶性ビタミンと同様に吸収が阻害されてしまいます。
ビタミンサプリは、ゼニカルの服用前後から2時間以内には飲まずに、ゼニカルの影響を受けないようにするため、間隔をあけて服用してください。